2014-01-01から1年間の記事一覧
黙想会に行ってまいります。皆さんの平日のミサができなくなるのでご不便をおかけしますが、前にも話した通り、迫害の時代に信徒だけで260年間信仰を守り通した、長崎のキリシタンの日々を思いながら、信心業を通して信仰を維持し続けていただきたいと思いま…
三位一体の主日を迎えました。「わたしたちの言葉で、三位一体の神を伝える」ということについて学びたいと思います。ここ数週間小学生高学年と中学生に、主の昇天からの一連の祭日を覚えさせようと口を酸っぱくして言い続けています。一連の祭日は、「主の…
聖霊降臨の主日を迎えました。出来事に親しみを持てるよう学びを得ることにしましょう。聖霊降臨の主日説教をまとめるテーマを「分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまる聖霊」としたいと思います。6月に入りました。月が変わった途端に梅雨に入りました…
主の昇天の祭日を迎えました。イエスが天に昇られたことを、弟子たちを含めすべての人が喜ぶために、出来事をどのように理解するか、少し考えてみましょう。今週のまとめとして、「天に昇られたイエスはすべての人を見守ってくださる」としたいと思います。…
最近NHKで何度も取り上げられたニュースですが、皆さんは御覧になったでしょうか。認知症で家に帰れなくなった女性が保護され、施設に預けられている様子をNHKの特別番組に取り上げたところ、女性が7年間行方不明になっていた妻だったという話です。警察や自…
浜串教会は本日、岬にある希望の聖母像前からロザリオを唱えながら聖母行列をおこない、聖母月の総仕上げとして聖母をたたえました。わたしたちが今日復活節第5主日の典礼を聖母行列から始めたことは意義深いと思います。今週の福音の学びとして、「聖母から…
復活節第4主日の福音朗読個所から、「羊は羊飼いの声を聞き分け、羊飼いについて行く」とまとめたいと思います。また、今週の福音朗読を補強するために、直前のヨハネ福音書第9章「生まれつき目の不自由な人のいやし」の物語にも触れたいと思います。教区代…
復活節第3主日は、復活したイエスがエマオで現れる場面です。二人の目が開け、イエスだと分かった様子から、「復活したイエスは今も、わたしたちの目を開き、わたしたちを宣教へ駆り立てておられる」とまとめたいと思います。復活祭を無事に終え、浜串のお父…
今週は復活したイエスがトマスに現れる場面です。「見ないのに信じる人は幸いである」というイエスの言葉に耳を傾けたいと思います。最近、玄関にオレンジの紙に「エホバの証人お断り」とメモを書いて貼り付けました。去年の流行語をもじって「お・こ・と・わ…
あらためて主の復活おめでとうございます。今年の聖週間、いちばん悔やまれるのは聖火曜日です。前もって聖週間のミサ日程を配って、聖火曜日に浦上での聖香油ミサに参加するので浜串の朝ミサは休みにしていました。今年は聖木曜日を福見教会で行いましたが…
主のご復活、おめでとうございます。今年の復活のメッセージとして、「確かに、あなたがたに伝えました」という天使の言葉を選びたいと思います。イエスが埋葬された墓のわきに現れた天使は、婦人たちに弟子たちへの伝言を残しました。「急いで行って弟子た…
「あなたも、あの人の弟子の一人ではありませんか。」ペトロは、「違う」と言った。ペトロははっきりと、イエスとの関係を否定しました。マタイ福音書によると、彼は直前まで「たとえ、みんながあなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません」(26・3…
シモン・ペトロはイエスに言いました。「わたしの足など、決して洗わないでください」(13・8)。「決して洗わないで」とは、たいへん強い言葉です。福音書を調べると、「決して」という強い言葉は、ほとんどの場合イエスの用いている言葉です。イエスが強い…
キリスト教の典礼の頂点、核心の部分である聖なる一週間を迎えました。受難の主日は、復活の主日までの一週間を先取りします。「かたくなな心の壁を壊す」というテーマで黙想したいと思います。全体はイエスの受難と死を描いていますが、「神殿の垂れ幕が上…
四旬節第5主日、いよいよ典礼の頂点である主の受難と復活も近付いてきました。受難の週を迎える心の準備として、典礼のA年は四旬節第5主日に「ラザロの死とよみがえり」の出来事を取り上げています。「ラザロの生き返りにわたしたちの復活を見る」そのつも…
四旬節第4主日、A年は「生まれつきの盲人をいやす」物語でした。この中で、イエスが「シロアム『遣わされた者』という意味の池に行って洗いなさい」と言われた(9・7)この点に注目して「イエスに遣わされて主の思いを知る」というテーマで黙想してみたいと…
先週は黙想会、ご苦労さまでした。わたしは、黙想会は信仰の畑を耕すまたとない機会だと思っています。黙想会でしっかり畑を耕して、生活に戻ってこれから信仰の種まきをすれば、きっと実を結ぶと思います。ぜひこれからの生活で黙想会の話を活かしてほしい…
わたしは一度だけ、イスラエルを巡礼したことがあります。当時は島本大司教さまが、ぜひ青年たちを連れてイスラエルを巡礼したいと計画を発表なさり、各地区から全部で30人の青年が選ばれました。この青年たちに加えて、各地区の若手の司祭たちが同行するこ…
灰の水曜日を経て四旬節に入りました。この期間を「神との絆を確かめる日々」とするため、朗読された福音に目を留めたいと思います。2月の最後の週でしたか、長崎に出かけていたときのこと、司祭館からケータイに電話がかかって、賄いのシスターが「中田神…
長崎教区にとって、また個人的には中田神父にとって恩人である道向 栄神父さまが2月26日肺炎で亡くなりました。87歳でした。今週の福音朗読と重ね合わせながら、今日は恩人の神父さまを偲びたいと思います。郷里の鯛ノ浦教会に残されている台帳を調べると、…
無事に、国宝大浦天主堂から福岡県大刀洗町の今村教会まで徒歩巡礼を終えてきました。わたしの体はけっこう頑丈なようで、100キロの徒歩巡礼から戻って金曜日にはミニバレーに参加できるくらいに回復していました。そうは言っても、ちょうどの時の悪天候で、…
今週の福音朗読のまとめとして、「イエス・キリストというピースを埋めて人の一生は完成する」としたいと思います。わたしたちの人生に起きるさまざまな場面はどこかできちんと繋がっているのですが、人生をパズルにたとえるなら「イエス・キリスト」という…
今週は「わたしたちの持つ『塩』は社会に化学変化を起こす」とまとめたいと思います。中学校高校時代、わたしはにずっと疑問に思っていることがありました。「今勉強していることは、大人になっても使わないのに、なぜ勉強しなければならないのだろう」とい…
主の奉献の祝日を迎えました。今週の福音を「主の奉献に倣ってわたしたち自身を奉献する」とまとめたいと思います。イエスの神殿奉献から、わたしたち自身に求められる態度を拾うことにしましょう。今回この説教を準備していて、「主の奉献の説教って毎年準…
年間第3主日に入りました。灰の水曜日から始まる四旬節までの、短い年間の期間です。今週の福音朗読から、「イエスと出会うために、あなたは何をしますか」ということを考えてみたいと思います。皆さんは方向感覚に自身はおありでしょうか。わたしは方向音痴…
主の洗礼の祝日を終えると、教会の暦はしばらく年間の主日に移ります。教会の暦の仕組み、なかなか把握するのは難しいと思いますが、暦の始まりは待降節で、御降誕とそれに伴う祝祭日、年間を少し挟んで四旬節、聖週間があって復活節、聖霊降臨以降の一連の…
主の洗礼の祝日を迎えました。イエスが洗礼を受ける姿から、わたしたちがいただいている洗礼の恵みをもう一度振り返る機会といたしましょう。さらに振り返りにとどまらず、洗礼を受けていない人に洗礼を呼び掛けるきっかけにもしていきましょう。今週、大曽…
主の公現の祭日を迎えました。馬小屋をご覧ください。占星術の学者たちが幼子の元に到着しています。子供たち、馬小屋に学者たちが置かれているのを見たら、「イエスさまがすべての人にご自分を現す日がやってきた」と知って欲しいと思います。今週の説教の…
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。守るべき大祝日である御降誕と神の母聖マリアの祭日は、ミサの依頼を発表しませんので、依頼された方のミサは、あらためて次のミサで発表いたします。また、本日の神の母聖マリアのミ…