2014-01-01から1年間の記事一覧

聖家族(ルカ2:22-40)

聖家族の祝日を迎えました。マリアとヨセフが神殿に幼子イエスを献げるためにやって来ると、シメオンが幼子を抱きます。このシメオンに焦点を当てて、糧を得たいと思います。御降誕のミサが終わって一息という感じです。ただ木曜日にはまた神の母聖マリアの…

主の降誕(日中)(ヨハネ1:1-18)

あらためて主の降誕おめでとうございます。明けてクリスマス日中のミサを祝う今日の福音朗読は、ヨハネ福音書が選ばれています。「イエス・キリスト、恵みと真理に満ちておられる方」とまとめたいと思います。今年、クリスマス夜半ミサをささげ終わって、「…

主の降誕(夜半)(ルカ2:1-14)

主の降誕おめでとうございます。今日は全世界の教会と、主の降誕を祝ってミサをささげています。ふだんわたしたちが全世界の教会とのつながりを意識することは少ないかもしれませんが、今日は全国津々浦々、全世界の地の果てまで、救い主の誕生を喜び合うの…

待降節第4主日(ルカ1:26-38)

待降節第4主日、天使のお告げでマリアにイエスの誕生が予告される場面が福音朗読に選ばれました。マリアは人間の知恵では完全に把握できない出来事を受け入れようとします。人間が知恵を巡らせても把握できないとき、どのようにして出来事を受け止めるのか、…

待降節第3主日(ヨハネ1:6-8,19-28)

待降節第3主日、今年B年の福音朗読は洗礼者ヨハネに与えられた役割「使命」について紹介されています。わたしたちも、洗礼者ヨハネのように神から「使命」を託されていると思います。洗礼者ヨハネの使命に学びながら、わたしたちの果たすべき使命について思…

待降節第2主日(マルコ1:1-8)

待降節第2主日は、洗礼者ヨハネが登場する場面が福音朗読に選ばれます。「主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ」という叫びに、わたしたちはどのように応じたらよいのかを今週考えることにしましょう。わたしたちが相応しく洗礼者ヨハネの叫びに答えるな…

待降節第1主日(マルコ13:33-37)

待降節、新しい典礼暦年が始まりました。「救い主を待ち望む心」を呼び覚ましましょう。「目を覚ましていなさい」という主の呼びかけに答えて、去年の待降節と何か違う心構えを準備できるようにしましょう。この前調子に乗っていっぱい根魚を釣り上げました…

王であるキリスト(マタイ25:31-46)

王であるキリストの祭日を迎えました。典礼暦を振り返りながら、今年の典礼暦、どのようにキリストを王として認め、受け入れてきたか確かめることにしましょう。キリストを王と認める具体的な行動は「最も小さな者のためにどんな行動をしたか」を問うことで…

年間第33主日(マタイ25:14-30)

年間第33主日、来週の「王であるキリスト」を迎えると典礼暦も終わりを迎えます。僕たちの主人が、僕に預けたお金の清算を始める場面は、わたしたちにこの一年どのように過ごし、どのように結果を出したか問いかけているようです。「この一年の清算は人生全…

ラテラン教会の献堂(ヨハネ2:13-22)

ラテラン教会の献堂の祝日を迎えました。ローマを巡礼したことがないので実際のラテラン大聖堂を見たことがないのですが、コンスタンチヌス帝によってローマのラテランに建てられたこの聖堂の記念は、十二世紀から11月9日に行われたと伝えられています。この…

死者の日(ヨハネ6:37-40)

11月に入りました。教会の暦では死者の月です。今生きている人と死者の違いを今週考えてみたいと思います。そして、すべての人が終わりの日に復活することについて考えることにしましょう。最近よくキジハタが釣れているのですが、前回出かけたときはいちば…

年間第30主日(マタイ22:34-40)

年間第30主日の福音朗読として、「最も重要な掟」に関する律法の専門家とイエスとのやり取りが選ばれました。この箇所をわたしは、イエスが掟の精神について律法の専門家に答えていると理解しました。「掟にある最も重要な精神を示すイエス」について、学び…

年間第29主日(マタイ22:15-21)

年間第29主日、年間の主日も残り少なくなってきました。それはつまり、教会の暦も終わりに近付いているということです。今週与えられた福音朗読は、「皇帝への税金」を取り上げて、ファリサイ派の人々がイエスと対決しています。今週の学びとして、「返すべ…

年間第28主日(マタイ22:1-14)

年間第28主日は「婚宴のたとえ」が朗読に選ばれました。王が家来たちに、「見かけたものはだれでも婚宴に連れて来なさい」と指示を出す様子から学びを得たいと思います。先週水曜日は天気も良くて、皆既月食を楽しむことができました。ですが同じ場所で見学…

年間第27主日(マタイ21:33-43)

司祭団のソフトボール大会を終えて帰ってきました。当日長崎佐世保では朝からひどい雨が降って、試合も30分遅らせて開始しました。司祭の中には独断で試合は不可能と判断して会場まで来なかった方々もいました。そのため地区対抗の公式戦ではなく、順位を付…

年間第26主日(マタイ21:28-32)

今週選ばれた福音朗読個所は、「二人の息子のたとえ」です。福音の学びとして、「父である神は、二人の息子共にぶどう園に戻る日を待っておられる」としたいと思います。その前に、今年の司祭団ソフトボール大会が明後日30日(火)と迫ってきました。去年は…

年間第25主日(マタイ20:1-16)

年間第25主日は「ぶどう園の労働者のたとえ」が選ばれました。「ぶどう園の主人のもとで一日を過ごす喜び」について考えてみたいと思います。果物を栽培する農家が、収穫時期にどれくらい忙しいのか、詳しいことは分かりませんが、いくらか想像することはで…

十字架称賛(ヨハネ3:13-17)

今週は9月14日の「十字架称賛の祝日」が日曜日と重なったため優先して祝っています。イエス・キリストの祝祭日と、その他の重要な祝祭日の場合は、日曜日であっても優先されることになっています。聖人の記念日ではほとんど日曜日のほうが優先され、その年…

年間第23主日(マタイ18:15-20)

年間第23主日は、相手に対して忠告するときの心構えを説いています。実は今週の朗読個所の直前には、「迷い出た羊のたとえ」が取り上げられていまして、百匹の羊のうち迷い出た一匹に接する心やさしい羊飼いのように、兄弟に忠告しなさいと促しているのだと…

年間第22主日(マタイ16:21-27)

浜串小教区は9月初めに、歴代主任神父さまの追悼の意味を込めて主日のミサをささげています。今年は、8月31日に追悼ミサをささげることとしました。亡くなられた3人の歴代主任司祭は、小教区史によりますと、岩永四郎神父さまが12年、松本長太郎神父さま…

年間第21主日(マタイ16:13-20)

年間第21主日は、「ペトロ、信仰を言い表す」という場面が選ばれました。「弱さを抱えながらも信仰を言い表す人を、神は支えてくださる」とまとめたいと思います。19日に、楽しみにしていたものを受け取りました。それは司祭になった時に愛宕のレデンプトリ…

年間第20主日(マタイ15:21-28)

イエスはカナンの女の信仰をほめました。「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」(15・28)この女性のイエスに対する信仰は最初から立派だったのでしょうか。今週の福音朗読から、どのような人がイエスに「あなたの願いどおり…

聖母の被昇天(ルカ1:39-56)

聖母の被昇天のお祝いを迎えました。「天の国に固く結ばれて生きる」とまとめてみたいと思います。聖母被昇天の説教の前置きの話をします。先週木曜日平日のミサで、ペトロの信仰告白の場面が朗読されていまして、福見での夕方のミサ、子供向け説教をでこん…

年間第19主日(マタイ14:22-33)

「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」(14・31)。イエスはペトロの心の動揺さえも教育のために用いてくださいます。今週の福音朗読を「信仰の薄い者をそばで教育するイエス」とまとめたいと思います。ここ十日間、車の運転中ずっと海を見ていました。ボート…

年間第18主日(マタイ14:13-21)

今週は福音朗読に「五千人に食べ物を与える奇跡物語」が選ばれました。「ここにしかない、食べ物がある」とまとめたいと思います。「パン五つと魚二匹しかない」その持ち物をイエスのもとに持っていくことで、何が起こるのでしょうか。この奇跡物語を考える…

年間第17主日(マタイ13:44-52)

「高価な真珠を一つ見つけると、出かけて行って持ち物をすっかり売り払い、それを買う。」(13・46)わたしが今週取り上げたい箇所です。わたしたちも高価な真珠を一つ見つけることにしましょう。高価な真珠が一つあると、その人は持ち物をすっかり売り払う…

年間第16主日(マタイ13:24-43)

「僕たちが、『では、行って抜き集めておきましょうか』と言(った)」(13・28)。たとえ話の中で主人に毒麦を取り除くことを提案した僕は、主人が当然この意見に賛成してくれるものだと考えていました。けれども主人の思いは違っていました。悪の芽をすぐ…

年間第15主日(マタイ13:1-23)

今週の福音朗読では「種を蒔く人」のたとえが選ばれました。今週のまとめとして、「辛抱強く御言葉に耳を傾ける」としたいと思います。子どもたちの夏休みも近付いてきました。夏休み入ってすぐに、ドッヂボール大会が待っています。今日午後1時半から、参加…

年間第14主日(マタイ11:25-30)

年間第14主日、これから待降節の前まで年間の主日が続いていきます。どうかするとあっという間に待降節、降誕節になってしまう危険もあります。各自で具体的な過ごし方を持ってこれからの年間の季節を過ごすきっかけをつかむことにしましょう。今週のまとめ…

聖ペトロ聖パウロ使徒(マタイ16:13-19)

聖ペトロ聖パウロ使徒の祭日を迎えました。日曜日と、この日が重なるのは数年に1度しかなくて、わたしが司祭になってからの22年の間には今回で4回目です。ちなみに次に回ってくるのは2025年なので、確実にこの場には立っていないと思います。両使徒の祭日に…