2011-01-01から1年間の記事一覧

主の降誕(日中)(ヨハネ1:1-18)

主の降誕日中の典礼では、ヨハネ福音書が朗読されます。幼子誕生の具体的な様子が描かれていないので、降誕の様子を読みとるのは少し難しいかもしれません。飼い葉おけに寝かされている幼子を目に焼き付けて、与えられた朗読から降誕の喜びを味わいましょう…

主の降誕(夜半)(ルカ2:1-14)

主の降誕、おめでとうございます。今年のご降誕のお祝いは、痛みを伴うお祝いかもしれません。なぜなら、救い主が、人のお産にふさわしい場所を与えられず、飼い葉おけに寝かされていたように、東北では数え切れないほどの人が、3月11日寒空にさらされ、地面…

待降節第4主日(ルカ1:26-38)

もしかしたら見かけたことがあるかもしれませんが、12月1日から司祭団マラソンの練習をちょっとだけ始めました。来年1月下旬に予定されているマラソンは10キロ走るのですが、今は4キロ、せいぜい走って5キロといったところです。まだ全く見かけたことのない…

待降節第3主日(ヨハネ1:6-8,19-28)

先に、容体が心配でお祈りしてほしい神父さまのことをお話します。五島市にある、マリアの園という施設で過ごしている竹谷音吉神父さまです。現在非常に容体が心配な状態だと聞いています。わたしは竹谷神父さまと特別な知り合いではありませんが、以前赴任…

待降節第2主日(マルコ1:1-8)

12月3日は聖フランシスコ・ザビエルの祝日でした。今年から日本では、「日本宣教の保護者聖フランシスコ・ザビエル司祭」という名前で祝うことになりました。フランシスコ・ザビエルを「日本宣教の保護者」として祝うことには、何かの狙いがあるはずです。そ…

待降節第1主日(マルコ13:33-37)

待降節、主の到来を待つ季節が始まりました。教会は、この待降節から、1年の暦が始まります。そこで今週わたしたちは、救い主を待ち望む、はっきりとした目的をつかみたいと思います。待降節に、救い主を待ち望むのですが、なぜ救い主を待つのでしょうかと…

王であるキリスト(マタイ25:31-46)

いよいよ、年間の最後の主日、「王であるキリストの祭日」を迎えました。キリストが王であることを、福音の学びによって証しする者となりたいと思います。先週わたしは宮城県の仙台市に出張しておりました。教区広報委員会の全国研修会でした。初日と3日目…

年間第33主日(マタイ25:14-30)

今日、中学生は堅信式です。今日堅信の秘跡を受ける中学生、去年堅信の秘跡を受けた中学3年生、来年堅信を受ける中学1年生に、今日の説教を届けたいと思います。今週の福音朗読は、「タラントンのたとえ」でした。「タラントン」は、お金の単位です。だい…

年間第32主日(マタイ25:1-13)

年間の主日も、残り少なくなってきました。今週が年間第32主日、来週が年間第33主日、再来週の「王であるキリスト」で年間の主日も終わり、そのあとは待降節で新しい典礼の暦が始まります。年間の主日が終わりに近づくと、この1年の信仰の面での歩みを振り…

年間第31主日(マタイ23:1-12)

先週は上五島地区カトリック婦人会のミニバレー大会ご苦労さまでした。まずは、練習のときから参加してくださった皆さんと、当日応援に来てくださった方々にお礼申し上げます。結果は、浜串教会が強いところとばかり当たって、グループBの4位、福見・高井…

年間第30主日(マタイ22:34-40)

婦人会のミニバレーの試合があるので、ふだんよりも10秒だけ話を短くしています。バイクの話の続きを1つします。小学生をカトリック神学院1日体験入学に送りました。とても楽しい体験ができたそうです。日曜日の午後3時15分にジェットフォイルで奈良尾に…

年間第29主日(マタイ22:15-21)

すでにご覧になった方もいらっしゃるかも知れません。ちょっと派手なバイクを手に入れまして、これから乗り回そうと思っています。以前乗っていたものは廃車にしまして、今度は乗りやすいものに変えました。フェリーで運び込みましたが、出発の20分前には待…

年間第28主日(マタイ22:1-14)

来週の土日でカトリック神学院、昔で言う小神学校の体験入学がありまして、対象が5・6年生なのでひとまず全員行って来いと声をかけました。高井旅の子はどうしても行けない理由があるそうで、それでは仕方がないということになり、今年は5年生1人、6年…

年間第27主日(マタイ21:33-43)

先週司祭団のソフトボール大会に出かけてきました。五島チーム、長崎チーム、佐世保平戸チーム、浜口司教さま率いる大分連合チームの4チームで試合をしました。優勝は五島チームでした。五島チームはメンバーが15人くらいいましたが、浜口司教さまが連れて…

年間第26主日(マタイ21:28-32)

わたしたちは目上の人に対して、3つの態度を取ることができます。1つは、「はい」と答えて、目上の人の願いを受け入れること、2つ目は、「いいえ」と答えて、目上の人に反対する立場を取ること、そして最後に、「はい」と答えていながら、願いを聞いたふ…

年間第25主日(マタイ20:1-16)

今週の福音朗読から、おそらく、気付かずに読み飛ばしてしまうであろう一言を取り上げて、説教に充てたいと思います。それは、ぶどう園の主人が発した「友よ」(20・13)という言葉です。ぶどう園の主人は、誤解している相手に対して、「友よ」と呼び掛けて…

年間第24主日(マタイ18:21-35)

どうしてわたしたちは、人を赦せないのでしょうか。たとえそれが、仲間であっても、人を赦せないときがあるのはなぜでしょうか。わたしはいまだに、心の底から赦せていない仲間がいます。彼は今、県外にいて、わたしはその人ともう一度会うことができるかど…

年間第23主日(マタイ18:15-20)

最近ツキのないことがいっぱいですが、そんな中でも、嬉しいことが1つありました。木曜日は浜串教会と福見教会両方でミサをする日ですが、夕方の福見教会のミサで外国人がミサに参加していたのです。わたしはてっきり、「あー、2学期に入ったから、新任の…

年間第22主日(マタイ16:21-27)

最近いろいろとついてないです。大雨の中250ccのバイクで走っていてバイクが故障し、業者に引き取ってもらおうと、その場で携帯電話から連絡を取っていたら、携帯電話も使えなくなりました。今バイクは何とか引き取ってくれる業者が見つかり、携帯電話は新し…

年間第21主日(マタイ16:13-20)

聖母被昇天の8月15日、今年は月曜日で翌火曜日が夕方のミサだったこともあってお休みを取らせてもらい、鯛ノ浦の実家に泊まりに行きました。実は末っ子でたった1人の妹がお産のために里帰りしておりまして、様子を見に行きたいという理由もありました。妹…

聖母の被昇天(ルカ1:39-56)

聖母の被昇天の祭日を迎えました。福音は、マリアがエリザベットを訪問した場面と、その時にマリアの口からほとばしり出た賛美です。わたしは、朗読された出来事の中に聖母被昇天を予感させる点があると考えました。マリアは、先に身ごもった親戚のエリザベ…

年間第20主日(マタイ15:21-28)

小学生の皆さん、ドッヂボール大会は本当に惜しかった。予選1位通過が最初の関門だったけれども、予選2位通過になってしまって、ちょっとハウステンボスは届かなかったね〜。代わりに、少し価値は下がるけれども、全員ソフトクリームを帰りに食べることが…

年間第19主日(マタイ14:22-33)

先週、雲仙で開催された「召命フェスティバル」に、小学5・6年生の4人を連れていきました。もっと下の学年から連れて行ってもよかったのですが、司祭・修道者への神さまの呼びかけを真剣に考えるためには、今回の判断は適当だったと思っています。 もちろ…

年間第18主日(マタイ14:13-21)

先週今年の初泳ぎをしました。去年もそうでしたが、小学生の子供たちが司祭館のチャイムをピンポンピンポン鳴らして、「神父さま、一緒に泳ぎに行きましょう」と誘いに来ました。この小学生たちは保護者同伴でないと泳げないので、わたしは自分たちが泳ぐた…

年間第17主日(マタイ13:44-52)

今週イエスは、天の国を宝物を探す様子に例えています。畑に宝が隠されていて、宝を見つけた人は持ち物をすっかり売り払って、その畑を買います。または、商人が良い真珠を探していて、高価な真珠を一つ見つけると、持ち物をすっかり売り払い、それを買いま…

年間第16主日(マタイ13:24-43)

先週は「マリア文庫」、「よきおとずれ」と公務が立て続けに入って、まともに説教を準備する時間が取れませんでした。皆さんにお配りした説教集「とって食べなさい」をもう一度読み返して、今週は説教しております。今日の朗読で関心を引いたのは、イエスが…

年間第15主日(マタイ13:1-23)

本日から、ミサ前のロザリオの時間に聖書の朗読CDを流し、お一人お一人は手元に聖書を用意して、目で追っていくという形で、聖書愛読マラソンの取り組みを行うこととしました。これから約半年間、日曜日ごとに続けていきますので、ふだんよりも早めにおいで…

年間第14主日(マタイ11:25-30)

復活節と、その後のいくつかの主の祭日が終わって、年間の主日が巡ってきました。また、今年に限って言えば、今日は7月3日、使徒トマスの祝日で、わたしの霊名の祝日でもあります。後でお祝いしていただけるそうで、ありがたいなぁと思っています。ちなみ…

キリストの聖体(ヨハネ6:51-58)

大分の叙階式にどうしても未練があって、6時45分からミサを開始しました。知らずに7時においでになった方はお許しください。ここまで協力してもらったのに、船が出るのかどうか、説教書いた時点では保証はありませんで、説教している時間にはきっと決定し…

三位一体の主日(ヨハネ3:16-18)

短い朗読箇所でした。今週の朗読から、三位一体の主日に合わせて、御父・御子・聖霊の栄光を等しくたたえたいと思います。今日の朗読から三位一体の神様を考える鍵を探しましょう。冒頭の「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」(3・16…