2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

復活節第4主日(ヨハネ10:27-30)

今日の福音で、私が強く感じたことは、イエスの語る一つひとつの言葉が、どれをとっても曇りがないということです。力強い一つひとつの言葉は、わたしたちに安らぎと勇気を与えてくれます。「わたしは彼らを知っており」と仰います。ヨハネ福音書で、「知る…

復活節第3主日(ヨハネ21:1-14)

今日朗読された福音朗読の前半は、復活したイエス様と出会った弟子たちが、不思議な漁を体験する場面でした。弟子たちは、網が破れそうになるほどの大漁を目にして、岸に立っておられる方がイエス様だと気付くわけですが、どうも私たちは、153匹もの魚が網に…

神のいつくしみの主日(ヨハネ20:19-31)

復活節第二主日、この日は亡くなられたヨハネ・パウロ2世の意向によって「神のいつくしみの主日」という特別の呼び名が与えられました。この日に思い起こすように勧められている「神のいつくしみ」について、昨年取り上げた点を今年もう一度考えることにいた…

復活の主日(日中)(ヨハネ20:1-9)

復活徹夜祭の喜びの余韻がまだ残っているこの時間に、ヨハネ福音書の朗読を使って復活したイエスとの出会いを探し求めることにしましょう。朗読の中で一つの場面に注目してほしいと思います。それは、マグダラのマリアが墓に行って大慌てで二人の弟子を呼び…

復活徹夜祭(ルカ24:1-12)

主の御復活、おめでとうございます。今日のこの日のために、聖木曜日からの三日間、典礼にずっとあずかってくださった方は、イエスが私たちのために、どこまでご自分を与え尽くしてくださったかを、よく学ぶことができたと思います。今日私は、ミサのはじめ…

聖金曜日(ヨハネ18:1-19:42)

今日はイエスの御死去を静かに偲ぶ一日です。イエスはご自分から進んで命を差し出されたのですが、それがどれだけ大きな犠牲なのか、私たちはなかなか感じ取ることができません。初めに、私たちの経験から、イエスの偉大なわざをいくらかでも感じ取る努力を…

聖木曜日(ヨハネ13:1-15)

いよいよ、一年の頂点、聖なる一週間の中でも礼拝の頂点となる三日間を迎えました。イエスはこの日、御聖体の秘跡と、御聖体を取り扱う司祭職をお定めになります。私たちが司祭になってよく聞かされていた言葉は、「聖木曜日の今日は司祭のお祝い日です」と…

受難の主日(ルカ23:1-49)

今日、ミサの入祭に、枝の行列をしました。枝を振りながら行列をしたのは、エルサレムに入るイエスを喜び迎えているしるしでした。もちろん、イエスと共にエルサレムに入っていく群衆も、イエスを喜び迎えたのでした。ところが、わずかな時間で、群衆は当時…