2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

年間第22主日(マタイ16:21-27)

今日8月31日、長崎教区民である私たちは、まずは島本大司教さまのことを思い起こす日としたいと思います。6年前の今日、聖地巡礼から帰った直後の31日に、島本大司教さまは肺炎のために天に召されました。たいていの聖職者は、容態が悪いらしいという連絡…

年間第21主日(マタイ16:13-20)

今日は、イエスが弟子たちに向けてなされた問いかけについて、考えてみたいと思います。イエスは、弟子たちが一瞬はっとするような問いかけをなさいました。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか」(16:15)。この問いかけは、イエスにとっては…

年間第20主日(マタイ15:21-28)

私は今日の福音朗読を繰り返し読みながら、イエスとカナンの女のやり取りを、知らないうちに経験済みなのではないかなと思うようになりました。実に身近な所で、よく似ている経験をしているものだと思ったのです。それは、ついこの前起こった、1人のシスタ…

聖母の被昇天(ルカ1:39-56)

今日は聖母の被昇天の祭日です。ルカ福音記者によると、エリザベトを訪ねていったマリアの口から、神をたたえる「マリアの賛歌」がほとばしり出たのでした。この「マリアの賛歌」を通して、体も魂も天に上げられるほどすぐれていたマリアの信仰を学びたいと…

年間第19主日(マタイ14:22-33)

今日の福音朗読は、湖の上でペトロの信仰が試され、信仰がぐらつき、イエスにもう一度支えてもらったという出来事が含まれています。信仰面での訓練と言っても良いと思いますが、ペトロは、ほかの箇所でも信仰の訓練を受け、その度に信仰がぐらつき、イエス…

年間第18主日(マタイ14:13-21)

今日の福音は、イエスが行ったパンの奇跡についてです。この福音を書いたマタイは、パンの奇跡を二回書き残しましたが、今日読まれたのは、その最初の分です。マタイはここで、イエスのどんな心を描こうとしたのでしょうか。はじめに、イエスと弟子たちのあ…