2011-01-01から1年間の記事一覧

聖霊降臨の主日(ヨハネ20:19-23)

雨になりました。聖霊降臨は恵みの雨が降ると聞いたことがあります。雨を必要としている人もいると思います。もちろんすべてではないでしょうが、聖霊の望むままに、雨を通して恵みが注がれると考えたいです。黙想会を終えて帰ってきました。説教師は、函館…

主の昇天(マタイ28:16-20)

今日は、「主の昇天」の祭日です。土曜日に、太田尾小教区の信徒の方24人が浜串教会を訪問してくれました。太田尾小教区は、この前亡くなった松永正勝神父さまがおられた教会で、わたし自身も初めて主任司祭に任命された小教区です。24人の巡礼団の方々は、…

復活節第6主日(ヨハネ14:15-21)

今週の福音朗読で、「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。」(14・18)というイエスの御言葉に注目してみました。弟子たちは、イエスがこの世を去って御父のもとへ行くことに不安を覚えていました。先週の福音朗読で、トマスは自らの不安を打…

復活節第5主日(ヨハネ14:1-12)

今日、聖母行列をしてからの主日のミサでした。わたしは、行列をしながら、自分たちがどこに向かっているのかを考えながら行進していました。岬のマリアから出発して、わたしたちはどこへ向かったのでしょうか。もちろんそれは、教会のほうに向かったのです…

復活節第4主日(ヨハネ10:1-10)

船舶免許が6月で期限切れになるため、先週5月8日に更新講習を受けに上五島備蓄記念会館に行きました。知らない人ばかりだとどうしようと思っていましたが、浜串のお父さんとか、高井旅のお父さんとかも一緒に来ていて、ちょっと安心しました。講習を受け…

復活節第3主日(ルカ24:13-35)

(導入・・・「千の風になって」を一部分歌う)気持ちよく歌わせていただきました。一時期、本当に流行りました。ただ、わたしにはちょっと違和感があります。「そこにわたしはいません。眠ってなんかいません」と言われても、そこに骨はあるし、眠っている…

神のいつくしみの主日(ヨハネ20:19-31)

復活節第2主日が故ヨハネ・パウロ2世の意向で「神のいつくしみの主日」と呼ばれるようになったのも、ずいぶん馴染んできたと感じています。今年は、福音朗読からは逸れてしまいますが、まず急死したヨゼフ松永正勝神父さまのことを追悼して、最後に福音に…

復活徹夜祭(マタイ28:1-10)

皆さん主の復活、おめでとうございます。今年の聖週間を貫くテーマは、復活は死からの解放であり、神は信頼に足る解放者であるということでした。枝の主日から聖木曜日・聖金曜日・復活徹夜祭と連続して典礼にあずかった人は、そのことに気づいたでしょう。…

聖金曜日(ヨハネ18:1-19:42)

わたしたちの救いのために、わたしたちを罪から解き放つために、イエスはこの日、死に渡されました。今年の聖金曜日は、息を引き取るときにそばにいた人々に注目して、黙想してみたいと思います。ヨハネ福音書によれば、十字架上のイエスのそばにいてイエス…

聖木曜日(ヨハネ13:1-15)

今日は聖木曜日、主の晩餐を祝う日です。イエスは2つの奉仕をなさいます。食事を用意してくださることと、弟子たちの足を洗うことです。どちらも、今日の朗読の冒頭に書かれている弟子たちへの愛が、根底にあります。「イエスは、この世から父のもとへ移る…

受難の主日(マタイ27:11-54)

今日、受難の主日のために、福音書が2度朗読されました。最初の朗読は、エルサレム入城記念です。イエスは、最後の日々をエルサレムで迎えるために、お入りになります。預言者の言葉が引き合いに出されています。その中で、王であるイエスは華やかな王では…

四旬節第5主日(ヨハネ11:1-45)

四旬節もいよいよ大詰め、来週は受難の主日を迎え、ご復活へと進んでいきます。福音朗読は、ラザロを生き返らせる場面でした。これはいわゆる「奇跡」の物語なのですが、ヨハネ福音書が取り上げている奇跡は6つあります。覚えておくとためになりますので、…

四旬節第4主日(ヨハネ9:1-41)

3月31日と4月1日で、上五島地区の神父さまがずらっと入れ替わりました。あと1人、地区長となる青方の主任神父さまが8日に赴任してきますが、思いっきり若返りました。11人の司祭のうち、30歳代と40歳代が8人になりました。あと3人は、先輩とはいえ70…

四旬節第3主日(ヨハネ4:5-42)

3月25日日本時間の夜8時、バチカンでは25日の正午ですが、教皇ベネディクト16世は、高松教区と大分教区の新しい司教さまを発表なさいました。高松教区には、大阪大司教区の諏訪榮次郎師が、大分教区には長崎大司教区の浜口末雄師が選ばれました。本当に喜…

四旬節第2主日(マタイ17:1-9)

ガックリ疲れています。黙想会を4日連続でこなしましたが、ずっとずっと話し続けるとやはり疲れます。来年は、ぜひ説教師の神父さまをお呼びして、黙想指導をしてもらおうと思います。今日の福音朗読は、考えるヒントがあります。それは、「最初の言葉」で…

四旬節第1主日(マタイ4:1-11)

四旬節を迎えました。イエスの死と復活を準備するための大切な日々です。有意義に過ごしたいと思います。一つ、豆知識を提供したいと思います。知らないでいるのと、知っているのとではやはり明らかな違いが出てきますので、ぜひ知っておいてほしいのです。…

年間第9主日(マタイ7:21-27)

今日は、初聖体を受ける保育園の年長さんが2人います。この子たちには、お話の最後に、ご聖体を受けるにふさわしい準備ができているか、試験をしたいと思います。ケータイ電話でおうちの人に答えを聞いたりしたらダメですからね。お話が終わるまで、ちょっ…

年間第8主日(マタイ6:24-34)

こちらに赴任してから、月に2回病人訪問に回っています。行った先の教会でまちまちですが、毎週お見舞いに行く習慣のある教会もあれば、月に一回お見舞いに行く教会もあります。そしてお見舞いして、病人の聖体拝領をします。皆さんのほとんどが、病人の聖…

年間第7主日(マタイ5:38-48)

今週の福音朗読箇所は、先週の朗読箇所と一続きになっています。先週の朗読箇所でイエスは「昔の人はこう言っていた。しかしわたしは言う・・・」という形で律法学者やファリサイ派の主張を反駁(はんばく)しましたが、今週の朗読箇所でも同じように「昔の…

年間第6主日(マタイ5:17-37)

今週の福音朗読は、律法学者やファリサイ派の人々に、ご自分の考えをはっきりと示し、宗教指導者たちの陥っている過ちを真っ向から反論しています。イエスの考えの土台になっているのは、「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならな…

年間第5主日(マタイ5:13-16)

今日、上五島地区で「信徒の集い」が開催され、浜串小教区も練習の成果を披露しに行きます。昨日の朝ミサでお知らせしていたんですが、大人の方で信徒の集いを見に行きたい方は11時半に車を出してくれるそうですから、どうぞ見に行って、発表する子供たちを…

年間第4主日(マタイ5:1-12a)

先週の木曜日と金曜日、マリア文庫の責任者という立場で、視覚障害者の施設に携わる責任者の情報サービスに関する全国研修会に参加してきました。簡単に説明しますと、視覚障害者のためにボランティアで活動しているマリア文庫が、全国の視覚障害者団体の中…

年間第3主日(マタイ4:12-23)

説教の前に、車の運転のことでお詫びをしておきたいです。1月21日金曜日、朝7時半ころ、後浜串のカーブを下ってきて、上って来るわたしとすれ違った軽トラックの人、ごめんなさい。よそ見をしていて、正面衝突しそうになって、死ぬほど驚いたと思います。申…

年間第2主日(ヨハネ1:29-34)

ビッグニュースが入りました。教皇ヨハネ・パウロ二世が列福されることになりました。教皇ベネディクト十六世は、1月14日(金)、教皇庁列聖省長官のアンジェロ・アマート枢機卿との謁見の中で、尊者・神のしもべヨハネ・パウロ二世(カロル・ヴォイティワ 1…

主の洗礼(マタイ3:13-17)

昔話になりますが、中学3年生の時、中学生なりに命がけで先輩にゆるしを乞うたことがあります。中学3年生の時とはもちろん神学校時代のことですが、当時は神学校もかなり上下関係が厳しくて、先輩の言うことは絶対でした。食事を例に紹介しましょう。6人…

主の公現(マタイ2:1-12)

主の公現の祭日を迎えました。占星術の学者たちが、幼子を訪ね当て、ひれ伏して拝み、黄金・乳香・没薬を贈り物としてささげます。今になって振り返るのですが、わたしが赴任してきた小教区では、ご誕生の12月24日から三人の博士を馬小屋から離れた場所にま…

神の母聖マリア(ルカ2:16-21)

みなさん、新年明けましておめでとうございます。日本の教会にとって、1月1日はほかの国とは違った重みがあります。この大切な日に、教会は神の母聖マリアをお祝いいたします。日本人にとっての1年の始まりを、聖マリアを祝うことで迎えることに、意味を…