2013-01-01から1年間の記事一覧

年間第11主日(ルカ7:36-8:3)

木曜日に、少し怖い思いをしました(イノシシと納骨)。福見の曽山という墓地で納骨を頼まれていて、祭服を着て墓地に登り、納骨の祈りを済ませてきました。帰り道、まだ雨のあとだから足もとに気をつけてと言われたその直後に足をすべらせてしまい、石段を…

年間第10主日(ルカ7:11-17)

今年度の教区司祭黙想会に参加してきました。約一週間にわたる黙想会の最初のほうは、よく説教師の講話に集中して耳を傾けることができたのですが、終わりのほうになると小教区の皆さんのことがだんだん気になってきて、浮き足立ってしまいました。今週末に…

キリストの聖体(ルカ9:11b-17)

典礼暦C年の「キリストの聖体」の主日は、ルカ福音記者が書き記したパンの奇跡の出来事を福音に選びました。ルカは、福音を書き残すのにマルコ福音を参考にしたようです。ただ、マルコ福音を丸写しするのではなく、マルコが伝える物語の中で、自分が伝えた…

三位一体の主日(ヨハネ16:12-15)

80歳の三浦雄一郎さんがエベレスト登頂に成功しました。凄すぎます。とてもじゃないですが真似できません。もしも参考になるとしたら、80歳になっても努力を怠らない姿勢でしょう。80歳になっても、ミサの説教を考え続ける努力を怠らない。そういうことでし…

聖霊降臨の主日(ヨハネ14:15-16,23b-26)

浜串教会は、今日聖母行列を行ってから聖霊降臨のミサに入りました。聖母行列が、聖霊降臨の意味合いを考える良い機会となりました。「マリアさまに賛美」です。聖母行列は、希望の聖母が設置されている岬から出発します。ということは、必然的に岬までいっ…

主の昇天(ルカ24:46-53)

金曜日に、久しぶりに伊王島時代の賄いさんが五島に遊びに来てくれて、いろいろ伊王島のことやら、こちらで行われた高井旅五十周年、福見百周年を終えた教会の案内をしたりしまして、賑わいました。伊王島時代によく賄いさんをからかっては面白がっていまし…

復活節第6主日(ヨハネ14:23-29)

無事に百周年・五十周年の記念式典を終えてホッとしています。支えてくださった皆さんに、心から感謝申し上げます。5月3日(金)、教区の評議会総会がカトリックセンターで開かれたのですが、大司教さまがわたしを見つけて声を掛けてくださいました。心優…

復活節第5主日(ヨハネ13:31-33a,34-35)

金曜日に、青方のゆうちょ銀行でATMを操作したのですが、すぐ脇の丸テーブルに、財布の入った手提げを置いたまま帰ってしまいました。郷の首のガソリンスタンドで「レギュラー、満タン。洗車もお願いね」と言って車を降りようとしたら、助手席に手提げがあり…

復活節第4主日(ヨハネ10:27-30)

つい最近国民栄誉賞を受賞することになった長嶋茂雄氏、注目されているからでしょうか、よく特集番組が組まれています。何本か特番を見た中で、現在も懸命にリハビリを続けている様子を特集している番組に心惹かれました。わたしはリハビリをさせられる経験…

復活節第3主日(ヨハネ21:1-14)

今週の福音朗読は、イエスが死者の中から復活した後、三度目になるご出現の様子が描かれています。選ばれた朗読で、20年も30年もこの朗読箇所を耳にしていて、まったく気付いてなかったなぁという点がいくつかありました。皆さんにとっても、新しい気づきか…

神のいつくしみの主日(ヨハネ20:19-31)

神のいつくしみの主日を迎えました。神がわたしたちに示してくださるいつくしみを、選ばれた朗読福音を通して学ぶことにいたしましょう。復活したイエスが、ユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけている弟子たちに現れます。しかも、その現れ方…

復活の主日(日中)(ヨハネ20:1-9)

あらためて、主のご復活おめでとうございます。このあいさつを、今年、上五島の11の小教区が、11人の主任司祭によって交わされるのはおそらく無理だろうと思っておりました。いつかお話ししたと思いますが、1つの小教区の主任司祭は昨年夏脳出血に倒れ、リ…

復活徹夜祭(ルカ24:1-12)

主の復活、おめでとうございます。聖週間が始まる頃から、まったく声が出なくなり、復活徹夜祭の復活賛歌はどうなることかと思っていました(この原稿は24日に作成)。わたしの声も復活してハレルヤです。さて今年の復活の喜びを、イエスを捜す人に光を当て…

聖金曜日(ヨハネ18:1-19:42)

聖木曜日に、イエスが弟子たちに示した愛を、「御自分を裂いて与える愛」と話しましたが、今十字架上でわたしたちのためにいのちをささげてくださったイエスこそ、「御自分を裂いて与える愛」そのものです。十字架にはりつけにされたイエスは「兵士の一人が…

聖木曜日(ヨハネ13:1-15)

選ばれた福音朗読は、「弟子の足を洗う」場面でした。「イエスは、この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた」(13・1)となっています。イエスの深い愛は、弟子の足を洗う場面と、このあとに…

受難の主日(ルカ23:1-49)

長い朗読でした。簡単な説教でこの受難の週を過ごす道案内としたいと思います。イエスは息を引き取る直前、犯罪人の一人に「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(23・43)と言われました。この点を取り上げたいと思います。「楽…

四旬節第5主日(ヨハネ8:1-11)

すばらしい喜びの知らせです。アルゼンチン出身の枢機卿さまが新しい教皇「フランシスコ」として選ばれました。教皇選挙のジンクスとして、「候補者として話題に上った人は選ばれない」という言い伝えがあるそうですが、今回選ばれた教皇さまも、噂されてい…

四旬節第4主日(ルカ15:1-3,11-32)

これまで10日間、「ベネディクト16世」の名前を唱えないでミサをささげてきています。そう努めてきましたが、10日間のうち半分は、「ベネディクト16世」と唱えたあとに「しまった」と気づきました。言い間違えたのは唱え直すことができますが、省くことにな…

四旬節第3主日(ルカ13:1-9)

浜串教会のミニバレーをしている女性陣を引き連れて、伊王島の婦人会のみなさんと試合をして交流を深めてきました。馬込教会のチームは長崎南地区のミニバレー大会で優勝をしたと聞いていましたので、やや身構えて試合に臨んだのですが、結果は浜串チームの…

四旬節第2主日(ルカ9:28b-36)

今週の福音朗読の場面を、4つの部分に区切って考えてみたいと思います。1つめは三人の弟子だけを連れて山に登る部分です。山は神さまと出会う場所と考えられていました。2つめは、イエスが祈っておられると顔の様子が変わり、服は真っ白に輝き、モーセと…

四旬節第1主日(ルカ4:1-13)

お休みをいただいて、多方面の人と会ってきました。今年の黙想会の指導司祭である福岡教区の神父さま、わたしが7年間記事を書いてきた子供向けのカトリックの冊子「こじか」の編集部の方、去年浜串のクリスマスミサに参加して下さったエッセイストの方、マ…

年間第5主日(ルカ5:1-11)

2月13日水曜日から教会の典礼暦は四旬節に入ります。今週の年間第5主日は、四旬節の心構えを学ばせるかのような福音朗読が選ばれました。物語は、「漁師を弟子にする」という場面です。まず、イエスと、まだ弟子になっていないシモンとその仲間の漁師たちと…

年間第4主日(ルカ4:21-30)

司祭団マラソン大会は疲れました。順位は7位でしたが、ほとんどの神父さまがタイムを大幅に伸ばした中で、わたしだけがまったくタイムが伸びず、順位を下げてしまう結果になりました。去年は1キロ5分を切る人は1人しかいなかったのに、今年は上位4人が…

年間第3主日(ルカ1:1-4,4:14-21)

先週の教会学校で、堅信を受けた中学生にお願い事があって、勉強を始める前に切り出したんです。「来年から中学生は1・2年生だけだと3人になるから、中学3年生になってからも聖書の朗読を続けてくれないか。」すると、堅信を受けた中学生たちから即座に…

年間第2主日(ヨハネ2:1-11)

イエスこそが、神と人とを結ぶぶどう酒 上五島地区の兄弟司祭が脳出血で倒れて約半年、昨年10月に見舞ってから3ヶ月ぶりに長崎のリハビリテーション病院に見舞いに行きました。この病院は機能回復のリハビリを専門に施す病院です。まず感じたのは、3ヶ月前…

主の洗礼(ルカ3:15-16,21-22)

司祭団のマラソン大会も目の前に迫ってきました。毎日欠かさず走っているわけではありませんが、健康ってありがたいなぁとつくづく感じます。完全な健康体というわけではありません。コレステロール値は高いし、血圧も高めです。けれども、今年のマラソン大…

主の公現(マタイ2:1-12)

正月休みで実家に帰っていました。三男と、末っ子の妹夫婦も帰ってきていました。久しぶりに賑やかな正月でした。帰省中も、変わらず走り込みをしました。蛤地区にある有川総合運動公園に、野球場をぐるっと囲むようにジョギングコースがありまして、1周700…

神の母聖マリア(ルカ2:16-21)

新年明けましておめでとうございます。今年はいつもよりも寒さの厳しい新年となりました。何年か前にどさっと雪が降った年をのぞけば、わりと五島のこの時期は以前よりも暖かくなったかもしれないなぁと思います。今年は信仰年、信仰を見つめ直し、信仰を深…