2010-01-01から1年間の記事一覧
教区司祭の黙想会に参加してきました。高見三明大司教さまに、期間中1度だけ声をかけていただきました。「新しい任地には慣れたかね」とか言ってもらえるのかなぁと思ってましたが、「君、太ったんじゃないかね。」これだけでした。それだけかい?と思った…
今日は、「キリストの聖体」の主日です。今日のキリストの聖体の主日で、一連の特別な名前の付いた日曜日が終わり、来週からは「年間の主日」に移ります。念のため、名前の付いた主日を思い出しますと、ご復活の後のご昇天から始まって、聖霊降臨、三位一体…
今日は三位一体の主日です。今回の説教は、ずいぶん苦労しました。水曜日の出張の時から、何を話そうかなぁと考えてきたのですが、木曜日に福見の司祭館に泊まった日にもまとまらず、金曜日の晩にもまとまらず、これは困ったなと思いながら土曜日の朝を迎え…
誰でも、人によって感じ方は違うものです。何に感動するか、何が心に残るか、人それぞれです。聖書の朗読を聞いたとき、どこに心が動くか、これも人それぞれで、中田神父が注目して取り上げている箇所が、必ずしも全員に関心を持ってもらえるとも限りません…
わたしは5人兄弟の第一子長男です。父は巨人の星のスパルタ教育が理想でした。わたしは元来左利きだったのですが、箸と鉛筆を左で持つのはおかしいということで矯正させられました。刃物を扱うのと、スポーツは変わらず左利きです。父は40代まで遠洋漁業の…
わたしの記憶の中には、決して忘れないだろうと思える人々が何人かいます。大人であったり子供であったり、出会った時の年齢はさまざまですが、当時の記憶のままに、一生涯忘れないだろうという人がいます。ある教会での侍者の話をします。2人1組で侍者を…
司祭になりたてのころ、ゆるしの秘跡で忘れられない経験をしました。告解場に座っていると、1人のお父さんがやって来て、「神父さま、昔の仕方でお願いします」と言うのです。わたしは18年前に司祭になりましたが、そのお父さんの言う「昔の仕方」がよく分…
最初に、中学1年生の時の経験から話したいと思います。わたしは中学1年生で神学校に入りましたが、神学校に入って最初の夏休み、夏休みの最初の日曜日の出来事です。その日わたしはミサが始まる前にトイレに行ってなかったため、たまたまトイレに行きたく…
はじめまして。中田輝次神父と言います。よろしくお願いします。フェリーで長崎の大波止を出て、奈良尾に降りましたが、付き添いの2人は船の中でワンカップをさっそく空けて景気づけしていましたので、その2人も車に乗せ、わたしが車を運転してフェリーを…
皆さまと主日のミサをささげるのも最後となりました。今週は「神のいつくしみの主日」という名前が付けられた主日です。長崎教区で転勤の絡む教会は、ほとんど、今週がお別れの説教となっていることでしょう。福音朗読は復活のイエスが弟子たちに現れる場面…
あらためて御復活おめでとうございます。馬込教会の婦人会に荷造りを手伝ってもらって、かなり作業が進みました。片付けといった場面では、明らかに男性よりも女性のほうが適していると、思い知らされました。たとえば、箱よりもほんの少し高さが高いとか、…
主のご復活、おめでとうございます。中田神父が、みなさんと御復活を喜び合うのは、今年が最後になりました。もう、御復活の説教をみなさんにすることはないでしょうから、何か、最後にお役に立つことを話したいと思って今年の説教を考えてみました。朗読は…
昨日の聖木曜日の典礼で、非常に興味深い話を聞かせてもらったのですが、今日のイエスの御受難にはちょっと適当ではなさそうなので、また機会を見つけて話したいと思います。今日、イエスさまの御受難の朗読でした。イエスは十字架にはりつけにされて、お亡…
聖木曜日は、最後の晩さんの席で、イエスがパンとぶどう酒を用いて、ご自分の御体と御血を人類にお与えになる聖体の秘跡が定められた日です。聖体の秘跡を定めたと同時に、この聖体の秘跡を取り扱う司祭を制定する、叙階の秘跡も同時に制定された日とされて…
長い福音朗読でしたが、わたしは十字架上のイエスの姿を、今年の黙想会で感じたことと重ね合わせながら朗読し、同時に朗読に聞き入っていました。イエスは、犯罪人が右と左にはりつけにされる中、真ん中に張り付けにされました。この、イエスが真ん中におら…
何の言い訳にもなりませんが、一昨日金曜日は純心高校2年生の黙想会指導をしてきて、「はぁ疲れた、今日は説教考えるのやめとこうかな」という誘惑に負けまして、金曜日は説教が進みませんでした。そこで土曜日、昨日はどうかというと、朝になってから午前中…
説教に先立って、皆さんに報告しなければならないことがあります。わたしは2月14日付で転任の辞令を受けまして、上五島の浜串教会に転任することとなりました。4月18日までには新しい任地に着任しなければなりません。後任の神父さまと相談し、4月16日(…
長く信仰を保ち続けるということは、それなりの意味があるのだと思います。ある通夜の席で、「苦しみ」について思う所を素直に話したことがあります。その時、喪主を務めたご主人が、「妻は苦しい思いをして亡くなって、どうしてこんな思いをしなければなら…
最近のケータイは、とんでもなく進化しています。ケータイに、テレビの機能が付いているのですから、時代も変わったなぁと思います。ケータイと言えば、この前ケータイを買い直したというお父さんに会いました。海でケータイを落としたそうです。そのお父さ…
四旬節に入りました。イエスの御受難と御死去、御復活をより深く黙想するために、この四旬節を大切に過ごしていきたいと思います。四旬節第1主日は、イエスが荒れ野で誘惑を受ける場面が朗読されます。四旬節の入り方は、毎年同じですから、意識して、覚え…
今週の福音朗読箇所は、皆さんもよく耳にして覚えている「幸いと不幸」についての教えです。マタイ福音書も幸いについての8つの教えを、イエスが山で語ったと記録しています。今年は、ルカ福音書を中心に日曜日は回っていきますので、ルカ福音書に沿って、…
先週月曜日から水曜日、司祭の研修会に参加してきました。人権問題を考える研修会で、まず司祭は、人権に配慮した働きが求められるということをこんこんと聞かされました。簡単に言えば、信者に対して「教会法のこんな教えも知らないのか」とか「聖書も知ら…
今週は、朗読箇所の「はっきり言っておく。預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ」(4・24)という箇所から学びを得て、生活に活かす糧を持ち帰ることにしましょう。郷里の人々は、イエスにこんな言葉を投げかけました。「この人はヨセフの子ではない…
今週与えられた福音朗読箇所は、ルカ福音書の2つの部分が組み合わされています。よく読むと分かるのですが、前半は、著者であるルカが、テオフィロという人物に向かって献呈のあいさつを述べている部分です。後半は、イエスがガリラヤで伝道を始め、ついで…
今週の福音朗読に選ばれた「カナでの婚礼」の物語は、朗読の最後にあるように、イエスにとっての「最初のしるし」となるものでした。イエスが公の面前で、最初におこなった奇跡です。わたしはこの、「最初におこなった」という点に注目して、今週の糧を探っ…
主の洗礼の祭日を迎えました。今までずっとこの箇所を読んできたのでしょうに、今年になって初めて、気付いた点があります。ヨハネが民衆に語っている言葉です。「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られる。わたしは、その…
今日は、「主の公現」の祭日です。占星術の学者たちが幼子を見つけ、ひれ伏して幼子を拝み、贈り物をささげました。わたしたちも、学者たちの心がけを学んで、生活に取り入れることにしましょう。王の誕生を知らせる星を見つけた占星術の学者たちは、エルサ…
新年、明けましておめでとうございます。年賀状を中田神父のために用意してくださったかたがたにも、この場を借りて新年のご挨拶とさせていただきたいと思います。さて信仰の面で今年は、神の声に耳を傾け、神の呼び掛けに返事をする年でありたいと思います…