2002-01-01から1年間の記事一覧

年間第10主日(マタイ9:9-13)

金曜日におやしらずを抜きまして、痛くて痛くて、半分くらいしか口が開きません。ふがふが言いながらのお説教になりますが、ご勘弁ください。今週から、教会の暦は「年間主日」に移ります。復活節を終わって、いくつかの「名前の付いた日曜日」も過ぎて、こ…

キリストの聖体(ヨハネ6:51-58)

皆さんにお知らせしましたが、祈祷書の55ページ、「始めの祈り」と「終わりの祈り」を使い始めることにしました。これと関係あることですが、中学生の勉強会でも、「始めの祈り」と「終わりの祈り」を祈りの中に取り入れるために、まずは暗記してもらうこ…

三位一体の主日(ヨハネ3:16-18)

今日は三位一体の主日です。キリスト教の神様の神秘の中でも、最も奥深い内容だと思いますが、精一杯考えてみることにいたしましょう。三位一体の神秘を考えることで、私たちは神様の奥深さにいくらかでも触れるのだと思います。三位一体の神秘とは、「ご本…

聖霊降臨の主日(ヨハネ20:19-23)

今日私たちは、聖霊降臨の祝日をお迎えしております。先週積み残した宿題と結びつけるなら、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(マタイ28:20)と仰った答えが、「聖霊降臨」ということです。イエス様は聖霊を私たちに送ってくださって…

主の昇天(マタイ28:16-20)

先週、侍者の子供たちと釣りに行った時点で、これをたとえにして、今週は話そうと心に決めていたのですが、考えていた結果が得られず、泣く泣く没にすることにいたしました。どういうことかと申しますと、世の中、不信心な者は信心な者には勝てないのだと、…

復活節第6主日(ヨハネ14:15-21)

今年も「世界広報の日」が巡ってきました。この日は、テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・また映画などの広報機関を用いて行う宣教について教会全体として考え、反省し、祈り、犠牲を捧げ、献金する日となっております。教皇様は、この日にあたり、全世界のキリス…

復活節第5主日(ヨハネ14:1-12)

昨年度の中学生の勉強会の中で、二年間に渡って勉強した長崎県内のキリシタンの先輩たちのお話の中で、浦上の先祖の話に触れたことがありました。当時のことを思い起こす品が、浦上教会の敷地のあちこちに残されておりまして、わたしは五年間の浦上時代の経…

復活節第4主日(ヨハネ10:1-10)

この前、歯医者に行きました。がまんできずに行ったわけですから、先生もびっくりして、「あー、虫歯が大きくなっていますね」と言われました。実は歯医者の玄関まで、二度立ち寄って戻ってきて、三度目にようやく中まで入りました。一回目は、保険証を忘れ…

復活節第3主日(ルカ24:13-35)

今日は日曜日の礼拝で読まれる聖書の順番についてちょっとだけ話してから福音に入りたいと思います。日曜日には聖書から3つ朗読が選ばれていますが、第一朗読は、旧約聖書から取られ、第二朗読はおもに(当てはまらないこともありますが)使徒パウロの手紙…

復活節第2主日(ヨハネ20:19-31)

今日の朗読箇所はトマスが出てくる場面です。毎年、復活節の第2週にはこうやってトマスの箇所を読むわけですが、トマスの霊名(洗礼名)を頂いている私としては、この箇所でお説教するのはたいがいぶりにしてくれないかなあと思ったり、いやいや、この単純…

復活の主日(ヨハネ20:1-9)

主の復活、おめでとうございます。今日は、主日の中の主日、日曜日の中の日曜日、教会の典礼がそこへと向けられている救いの神秘の核心であります。毎年共通して読まれるヨハネ福音書の朗読を味わいながら、私たちも登場人物と同じ喜びに与ることにいたしま…

受難の主日(マタイ27:11-54)

いよいよ、主の復活をお迎えするための大切な一週間、聖なる一週間が始まりました。今日は、ミサの初めから枝を手に持って、イエス様のエルサレム入場を人々が歓迎した出来事を思い起こす儀式をしました。また、ただ今の福音書では、イエス様の御受難と御死…

四旬節第5主日(ヨハネ11:1-45)

とうとうと言いましょうか、いよいよと言いましょうか、大島磯の香ロードレースの日がやってきまして、今年も恥も外聞もなく走るわけですが、金曜日の練習では1時間1分かかりました。沿道の応援と、大勢の選手の中で走ることで、1分縮めて、1時間は切れ…

四旬節第4主日(ヨハネ9:1-41)

最近、「言った」「言わない」という言葉が流行っているようです。皆さんのほうが私より詳しいかも知れません。あれは、面白いといっては何ですけど、これまでお茶の間の話題にはのぼらなかった政治の話が、ホント、この「言った」「言わない」で身近になっ…